SPAという名前を聞くとスパワールド的な温泉をイメージしてしまい、マッサージ店ぽくないのでつい敬遠してしまうのですが、微笑ましい店長のコメントに惹かれて訪店しました。
お店に入ると奥からピンクのボディコンを着た若い女性が出て来ました。
新春キャンペーンコース60分を選ぶと決めていたのですが、とりあえずコース料金が書かれたラミネート張りのメニュー表を見せてもらいました。
お店のHPにはボディケアやオイルマッサージのコース以外にシルバーコースやゴールドコースなどと称するコースがあります。
これら貴金属の名前を冠したコースは単に90分以上のコースを指し示すのか、はたまた特別なコースなのかをまず確認したかったのですが、若い女性は日本語がまだイマイチなようで、当職が「インターネットのこの90分のコースとシルバーコースは同じ内容ですか?」と質問したところ「インターネット。90分。9,000円OK」と訳も分からないまま90分で即決してしまいました。
布団を敷いた個室に案内されると先にシャワーを浴びるよう促されました。
シャワールームには当職が大好きな使い捨てスポンジが完備されており若干テンションがあがりました。
さて、シャワーが終わり例のごとくうつ伏せから施術開始です。
が、前述のとおり女性の日本語があまり上手くないため意思の疎通が困難な状態です。
日本に来てまだ四か月とのことらしいのでこれはしょうがありません。
なんとか日本語、英語、中国語のミックスで会話を進めていたところ、現在お店には彼女ひとりしかいないということが分かりました。
「チャイニーズニューイヤー」
なぜひとりなの?と質問をするとこう返されたのですが、そういえば中国は春節祭のまっただ中だったんですね。
どうやら他のスタッフは中国に里帰りをされているようでした。
それにしてもこんな若い子が拙い外国語で一人店番をする度胸はたいしたものです。
自分がこの歳だったら絶対無理だなあと思いながらしきりに感心した次第です。
マッサージの内容で特筆する点としてはうつ伏せで下半身のマッサージをする時にオイルを使用するのではなく、ジョンソン&ジョンソンのベビーパウダーをふりかけて指先でしゃわしゃわ~っと撫でる所でしょうか。
仰向けではありでした。
こんな若い子が相手だと若干恥ずかしいですがこれは贅沢な不満。
あまりにも熟し過ぎていると、はあ・・・ババアかと文句を言い、あまりにも若いと若すぎると文句を言う。
人間足ることを知らないといつまで経っても底が抜けた皮袋。幸せというワインで満たされることはありません。
それはさておき、気になる点が一つ。
そういえばスパの要素はどこにあったんでしょうか・・・。
はじめてのSPAなのに結局最後までSPAは始まらずに終了したとしか思えません。
むしろ普通過ぎる中国マッサージ店という印象しか残りませんでした。
スパ的なサービスを期待されている方には肩すかしを食らうお店ですが、スパでも普通のマッサージ屋でもどっちゃでもいいって方にはおすすめのお店です。
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