お店に入ると田舎のベテランスナックママのような60オーバーの女性がお迎えしてくれました。
お店に入るなり物凄い勢いで話かけてきました。
何を言っているのかよく分かりませんが早口なところが黒柳徹子を彷彿とさせます。
「インターネット見た?」
「何分にする?」
こちらは一言も喋っていないのに勝手に話を進められます。
勢いに負けた訳ではないですが90分を選択しました。
おばさんはなぜかやたらお茶を飲ませようとしてきます。
服を脱いで紙パンツに着替える前にすでに2杯飲まされました。
紙パンツに着替えベッドにうつ伏せになるとドーム状の機械で背中から下を覆われ「15分経ったらピー。30分経ったらピーピーなるよ」と言われました。
どうやらこれが遠赤外線サウナの機械のようです。
確かにドームで覆われた部分がポカポカとしてきました。
おばさんはというと、当職が遠赤外線で温められている間カーテンの向こうでテレビを見ながらお食事をされていました。
30分経ってピーピーと音がして遠赤外線が終了しました。
うっすらと額に汗をかいたのでまたお茶を飲まされました。
ここからようやくオイルマッサージがスタートです。
オイルを選ばせてもらえるのですが、ラベンダー等のアロマオイルのみで無香料のものはないようです。
マッサージの内容は普通なのですがおばさんがとにかく喋る喋る。
プライベートなことまで事細かに突っ込んできます。
しかも人の話は全然聞いてくれません。
徹子の部屋に出るとこんな気分になるのかもしれません。
マッサージの途中で「お腹の漢方マッサージ要る?」と聞かれました。
当職がアワアワ言っている内に「30分3,000円だけど最初だから1,000円ね」と押し切られました。
で、そのお腹の漢方マッサージなのですが、こちらはお腹に腹巻のようなものを巻かれ、
スイッチを入れると腹巻が振動するという施術です。
この腹巻がカレーの臭いというか香辛料の臭いというか・・・妙な臭いがします。
そのことをおばさんに伝えると当職のお腹を臭って「カレーのにおいするね」と笑っていました。
腹巻を巻かれ仰向けで寝ているとおばさんが唐突に「神様何信じてる?」と聞いて来たので神様は信じてないと答えると
「死んだらどこ行くつもり?」と言われました。
悪いこともしてきたから地獄に行くかもしれないと答えると、
スマホで最後の審判が起こると人類はこうなる的な動画を見せられました。
全編中国語なので内容はよく分かりませんが、おばさんが「神様にごめんなさいすると天国に行ける」しきりに言ってきました。
おばさんは敬虔なクリスチャンらしく2週間に一回ほどお店を閉めて教会に行っているらしいです。
サービスはもちろん無しでしたが、脚のマッサージはありました。
悔い改めよ的な動画を見せられながらですが。
誤解のないように書きますが、決して特定の宗教に勧誘してくるとかではありません。
おそらくこのままでは当職は地獄に堕ちるので、一刻も早く悔い改めなさいとアドバイスをしてくれたのでしょう。
シャワーはありません。
蒸しタオルで拭いてもらいましたが、かすかなカレーの臭いをまとったままこの日4杯目のお茶を飲まされ終了です。
ちなみにスタッフはもう一人いるらしいのですが、ご飯を食べに行っているとのことで少なくとも当職の施術中は帰ってきませんでした。
遠赤外線かマッサージか神の御心のお蔭かは分かりませんが、だるかった腰は少し軽くなりました。
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